ネットキャッシングとは
キャッシングとは、「金融機関が個人向けに行う小口融資」(『広辞苑』第5版)のことで、基本的には無担保、保証人無しで、本人確認と信用情報によって一時金を借りることができます。これをインターネット上で申し込むことを「ネットキャッシング」といいます。
以前のキャッシングは、店頭や無人契約機に出向いて申し込まなければなりませんでしたが、インターネット上での申し込みが可能になったことで、自宅に居るままで、誰にも見られることなく、しかもスピーディーに融資が受けられるようになりました。
このように便利になったことで、給料日前の一時金の不足を補うためなどに、気軽にキャッシングを申し込む人が増えてきたと言われています。
しかし、その気軽さから、ついつい借金をふくらませてしまい、多重債務から、果ては自己破綻にまで陥ってしまう人も増えているようです。ネットキャッシングを利用する際には、自分の返済能力を見極め、借り過ぎにはくれぐれも注意しなければなりません。
ネットキャッシングの種類
ネットキャッシングには、大きく分けて「銀行系」「信販系」「消費者金融系」の3種類があります。
「銀行系キャッシング」は銀行が融資の母体となっているもので、比較的金利が安く、融資限度額が大きいようです。母体に対する安心感もあります。しかし、審査が比較的厳しく、時間もかかると言われています。
「信販系キャッシング」は信販会社が行っているもので、その会社のクレジットカードの所有者が、キャッシング枠を使って利用していることが多いようです。母体に対する安心感もあり、随所にあるATMやCDを利用できるという利便性もあります。しかし、やはり審査に時間がかかるようです。金利は銀行系と消費者金融系の中間と言われています。
「消費者金融系キャッシング」は、審査が早いところが多いようです。審査時間が1分や30秒であると宣伝しているところから、中には3秒、1秒と謳っているところまであります。審査に通った後の振込み時間も、即日というところも多く、最短1分と言っているところまであります。しかし、消費者金融系は比較的金利が高く、返済に苦慮する危険性も高いと言え、より計画性が求められます。
審査
ネットキャッシングにも当然、審査があります。一般的な審査を以下にまとめます。
審査はまず本人確認から行われます。提出された資料を基に、電話確認などで、申込者が確かに本人であるかどうかが確かめられます。
次に金融機関は、その申込者の情報を個人信用情報機関に照会します。これによって、年収や仕事などが確認され、返済能力が分かります。また、過去の債務状況も明らかになり、延滞や破産宣告などの「事故情報」が確認されると、借りることができなくなります。
次に、「オートスコアリング」がなされます。これは、申込者のデータをコンピュータに入力し、蓄積されている過去のデータから類似のデータを抜き出し、それをモデルとして点数化し、申込者の今後の動向を予測するものです。このオートスコアリングによって迅速な審査が可能になりました。審査の早さを売りにしている消費者金融機関は、このシステムを利用しています。
次に、自社顧客取引を照会し、家族の肩代わりの借金でないかどうかが調べられます。
最後に、申込書記載の勤務先と自宅に電話をかけ、在籍確認と在宅確認が行われます。
以上の審査結果を基に、支店長が最終判断を行い、認められれば融資が実行されます。
